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法人企業様への花贈りガイド
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法人様向けご用途

楽屋花の贈り方とは?
基本マナーや選び方のコツをご紹介

舞台やコンサートの出演者には、お祝いや成功を祈る気持ちを込めてお花を贈る習慣があります。仕事で関わりがあったりお世話になった関係者の方には、守らなくてはならないマナーや選び方の作法を押さえたうえで、喜ばれる「楽屋花」をお送りしましょう。

楽屋花とは?

「楽屋花」は、別名「楽屋見舞い花」「舞台見舞い花」とも呼ばれ、舞台やライブ・コンサート・リサイタルといった公演や習い事の発表会などの開催を祝い、成功を願う目的で贈られるお花です。まずは最初に、楽屋花に関する基本的な知識をご紹介します。

公演祝い花との違い

楽屋花と聞くと、公演や発表会の会場にズラリと並べられた、スタンド形式のお花をまず思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、これらの「会場のエントランスやロビー等に飾って来場されたお客さまに見ていただく」お花は一般に「公演祝い花」と呼ばれるもので、今回のテーマである楽屋花とは区別されます。

楽屋花とは、「控室である楽屋に飾って、そこに出入りする出演者や関係者の方に楽しんでいただく」ためのものなのです。

事前に楽屋花を贈れるか確認を

会場の管理者や主催者によって、楽屋花の持ち込みに制限がかけられている場合があります。贈り先のご迷惑にならないよう、そもそも楽屋花を贈ることができるのか、必ず事前の確認が必要です。持ち込めるサイズやスタイル・搬入時間・回収方法なども含めて、イベントや会場・出演者の公式サイトや公式SNSに記載があるか確認し、なければ問い合わせるようにします。

【法人向け】楽屋花を贈るシーンとは

ここからは、法人向けに、楽屋花がよく贈られているシーンについて解説していきます。

交友関係のある芸能人・アーティストから

公演祝い花と同様に、交友関係のある芸能人やアーティスト同士で楽屋花もよく贈られています。仲が良かったり一緒に仕事をしたり、あるいはお世話になった方が新たに舞台やライブ・コンサートに出演する際、芸能人やアーティストの所属事務所が本人の名前で手配することが多いようです。

テレビ局や制作会社から

テレビ局やラジオ局・番組の制作会社などが楽屋花を贈るシーンも多く見られます。自社が関わっている映画・舞台・ドラマなどに出演した芸能人や、それらの作品に楽曲等を提供してくれたアーティストが自身で別の公演を行う際、さらなる活躍や成功を願って会社の名義でお祝いをするものです。

スポンサーから

CMやタイアップなどで出資しているスポンサー企業から、出演している芸能人やアーティストへ楽屋花を贈るケースもよくあります。広告代理店や制作会社が、スポンサー企業の名義で手配する場合もあります。いずれのシーンにおいても、関わりのある方と今後も引き続き良好な関係を築いていくために、楽屋花は欠かせない存在となっているのです。

楽屋花におすすめの種類

ここからは、楽屋花として贈るのにおすすめなお花の種類やスタイルを見ていきましょう。

種類①:胡蝶蘭の鉢植え

スペースの限られた楽屋内に飾る花として贈るには、場所を取りすぎないサイズのものがよいでしょう。鉢花の胡蝶蘭には美しさとともに品格や高級感があり、喜ばれる法人ギフトの代表格です。鉢植えなら公演期間が長期でも対応できますし、「根が張る」「根付く」という連想から縁起の良い贈り物にもなります。花持ちが良く花粉が散りにくいため、アレルギーやお手入れの心配も少ない花です。

さらに、胡蝶蘭には「幸福が飛んでくる」という花言葉があることも、お祝い花として絶大な人気を誇る理由の1つ。公演や開店・開業祝いなど、贈り先の方の成功を願う品としてぴったりです。歌舞伎などの伝統芸能では、楽屋花として胡蝶蘭を贈るのがマナーと言えるほど一般的になっています。

種類②:フラワーアレンジメント

公演期間がそこまで長くない場合には、鉢植えよりさらにコンパクトで持ち帰りもしやすいフラワーアレンジメントがおすすめです。

フラワーアレンジメントとは、深さのある容器の中に水で湿らせた吸水性のスポンジを入れて花を生け、きれいに形を整えたもののこと。花瓶を用意せずにそのまま飾れるほか、器のデザインや花の生け方によって華やかさを出したり、贈り先の方や公演のイメージに合わせることもできます。ただし、あくまで楽屋に置くものなので、衣装を汚さないよう花粉の散りにくい花を選ぶ、アレルギーの方に注意するといった配慮も必要です。

種類③:花束・ブーケ

切り花を束ねて包む花束は、フラワーアレンジメントと同様に贈り先の方や公演に合わせた色や雰囲気にできますし、手に持つと出演者の顔の近くに花が来るため、写真撮影の際にも文字通り華を添えてくれます。千秋楽を迎えた舞台や、映画・ドラマの撮影クランクアップといったタイミングで手渡されるイメージが強いですね。

ただし花束は鉢植えやアレンジメントと違って、そのままの状態で長時間の保管や持ち運びに耐えるようにはできていません。飾るには適したサイズの花瓶や水替えが必要で、あまりたくさんの量が届くと先方を困らせてしまう可能性も。演出として最後に贈るには良いですが、贈り先の方の予定や環境を考えたうえで、その時そのタイミングでのプレゼントとして適しているか考えたうえで選んでください。

種類④:スタンド花・スタンドフラワー

スタンド花またはスタンドフラワーとは、専用のスタンドにフラワーアレンジメントを施した装花のこと。人の目の高さにお花が来るため、視線を集めやすく華やかな場の雰囲気作りをしてくれる存在です。フラワーアレンジメントと同じく、公演や出演者のイメージに合わせてデザインや色を選べば、素敵な装飾になってくれます。

ただ、スタンド花は基本的にサイズが大きいものなので、公演祝い花として会場のエントランスやロビーに飾られるのが一般的です。楽屋花として贈るのであれば、机やカウンターに飾れる程度のサイズを選び、贈り先に充分なスペースがある場合に限った方がよいでしょう。

楽屋花は基本的に贈り先の方に持ち帰っていただくことを想定したものですが、スタンド花の場合、公演が終わった段階で使用したスタンドの回収が必要になります。お届け時にお花屋さんから会場側に回収希望日を確認して対応することが多いので、その点も踏まえて手配しましょう。

楽屋花の贈り方と知っておきたいマナー

ここからは楽屋花を正しく贈るために必要な知識として、金額相場や飾ってもらう場所、手配の仕方や時期といった贈り方とマナーをご紹介します。

楽屋花の金額相場

楽屋花の金額相場は、法人の場合、2万~5万円程度と言われています。価格帯に比較的幅がありますが、これは贈り先の方との関係性によって変化をつけてください。

楽屋花を飾る場所

既に書いたとおり、楽屋花を贈るうえで大変重要なのが、飾っていただく場所の確認です。会場によっては楽屋内にお花を置くスペースが充分に確保できないケースもありますし、逆にエントランスにお花を置くことができず、すべて楽屋持ち込みとなって楽屋内に殺到してしまうような場合もあります。楽屋への持ち込みが禁止されていることもあります。主催者や会場・公演内容によってルールが異なるので、必ず事前に確認を取るようにしてください。

楽屋花の贈り方は花屋から手渡し

楽屋花を贈る際は、必ずお花屋さんから手渡しで届けてもらえるように手配します。宅配便を利用して送るとその他の荷物と同じ扱いになってしまうので、搬入場所や時間といった、会場や主催者側が指定した細かいルールに合わせられないことがあります。デリケートな生花なだけに配送事故やお届け遅延も怖いですし、引き渡し後にその場に放置されてしまったり、贈り先の方本人まできちんと届かない恐れもあります。

日比谷花壇では、日比谷花壇グループ内の"全国のお花屋さんネットワーク“「イーフローラ」を通じて「お花屋さんの手渡しお届けサービス」(※注)をご提供しています。

(※注)お届け先様の状況によっては楽屋等に立ち入れず、商品は受付などへのお引き渡しとなり、直接お渡しできない場合がございます。その際は受領印、サインにてお届け完了とさせていただきます。予めご了承ください。

楽屋花の送り先と注文の仕方

楽屋花を送るとき、注文時にお花屋さんへ伝える必要がある情報は以下の3種類です。

  • 公演の日時と会場の場所
  • 主催者・公演・贈り先の方の名前
  • 楽屋花を贈ることが許可されているかと、当日届けに行った際の渡し方(お花のサイズや形式に制限があるか、搬入場所と時間、スタンド回収の有無)

会場や主催者・出演者の公式サイト・SNSなどで確認した内容を伝えてください。

会場となる場所では、同じ日に複数の公演が行われていることも少なくありません。主催者と該当の公演名を明記し、会場にホール名やホール番号がある場合はそこまで指定します。また、たくさんいる出演者のうち、誰宛てに届けるのかもはっきりさせなければなりません。「〇〇様楽屋気付」まで記載しないと、楽屋に届かない可能性があります。

楽屋花を贈るタイミング・手配する時期

公演のお祝いや成功を願う意味を持つ楽屋花は、初日に贈ることが多いです。千秋楽や打ち上げの場面で楽しんでいただくための花束であれば、そちらに合わせて届くように手配しましょう。会場によっては受け取り可能な搬入時間が決まっている場合もあるので、要注意です。

届ける日が決まったら、お花屋さんにはなるべく早く注文することをおすすめします。直前の依頼になると、お花屋さんの店頭にある花材で作ることになるため、デザインの選択肢が限られてしまいます。こだわりを持ってオーダーしたいのであれば、1週間前までには手配するようにしましょう。地方公演へのお届けで現地のお花屋さんに依頼する場合は、入荷状況を考えて特に余裕をみるようにしてください。

楽屋花に添える立て札の書き方と文例

楽屋花には「立て札」をつけて贈るのがマナーです。別名「木札」とも呼ばれ、公演祝いや開店・開業祝いなどの祝い花全般に使用されます。「出演する公演の名称」「贈り先の方の名前」「贈り主の名前」などの情報を記し、誰がどんな目的で誰宛てにお花を送ってくれたのかを明らかにするためのものです。立て札は贈り主から伝えられた内容をもとにお花屋さんが作成することが多いので、相談してみましょう。

立て札の記入例は以下を参考にイメージしてください。

例1)御祝 【贈り先の氏名】様 【贈り主の氏名】

御祝

※立て札は、依頼したお花屋さんによって書き方が異なる場合があります。

例2)楽屋見舞 【贈り先の氏名】様 【贈り主の氏名】

楽屋見舞い

※立て札は、依頼したお花屋さんによって書き方が異なる場合があります。

例3)祝【公演の名称】ご出演 【贈り先の名前】様 【贈り主の氏名】

祝【公演の名称】ご出演

※立て札は、依頼したお花屋さんによって書き方が異なる場合があります。

贈り主が個人の場合、【法人名+所属先+名前】のように記載します。複数名の場合は、【法人名+所属先+一同】としてください。

アレンジメントや花束などお花のサイズ的に木札が付けられない場合は、代わりにメッセージカードを付けましょう。カードの冒頭に「御祝」や「楽屋見舞い」と書き、贈り先の宛名と贈り主の名前に加えて簡単なメッセージを添えます。

メッセージカードの記入例は下記を参考にしてください。

楽屋見舞い メッセージカード

喜ばれる楽屋花の選び方とコツ

最後に、喜ばれる楽屋花の選び方と、お花屋さんへのオーダーのコツをお伝えします。

相手のイメージに合わせて選ぶ

お花を注文する際、渡す相手のイメージに合わせたデザインにすると喜ばれます。贈り先の方の好きな花の品種や色はもちろん、出演者のイメージカラー、公演のテーマカラーやコーポレートカラーを指定して作ってもらうのもよいでしょう。

リクエストのコツは、「可愛らしい雰囲気で」「大人っぽくまとめて」のようなイメージを表す言葉に加えて、なるべく使ってほしい花材や色を具体的に伝えること。抽象的な表現のみだと人によって感じ方や解釈が異なるため、欲しかったデザインとの相違が起こりやすいです。ただし使用する色や品種すべてを指定せず、ベースとなる花材や色を伝えたら、細部はお花屋さんにお任せするのがおすすめ。

季節や旬に合わせて選ぶ

その時期に見ごろを迎える「旬の花」は、美しさもひとしおです。贈り先の方の雰囲気に合わせて選んだ色や品種のなかに、公演が行われる季節ならではの花を加えれば、さらに特別感が出せます。また特に希望する色や花材がない場合でも、季節の花を中心にミックスカラーでオーダーすれば、バランスの取れた華やかなデザインになることが多いです。

飾る期間に合わせて選ぶ

お花屋さんにとっては、お花を飾る時間の長さも大切な情報になるため、公演期間は必ず伝えるようにしてください。1~2日の短期間の公演であれば既に咲いているお花をメインに、1週間前後の長期間であればつぼみのお花も織り交ぜてなど、期間中ずっと良い状態で楽しめるように、バランスを調整しながら作ってもらえます。

楽屋花の注文は日比谷花壇で

日比谷花壇では、法人のお客様向けに胡蝶蘭・各種アレンジメント花束スタンド花を幅広くご提案しております。楽屋花としての贈呈はもちろん、劇場や発表会・展示会といった公演祝いにふさわしいお祝い花のご用意も豊富です。本当に喜ばれる楽屋花・お祝い花は、日比谷花壇にご注文ください。

胡蝶蘭(白)3本立ち 36〜39輪以上(蕾含む)

胡蝶蘭(白)3本立ち 36〜39輪以上(蕾含む)

税込み:44,000円(本体価格:40,000円)

       

1段スタンド花LLサイズ(レッド・ピンク系)

1段スタンド花LLサイズ(レッド・ピンク系)

税込み:33,000円(本体価格:30,000円)

       

まとめ

舞台やコンサートの出演者に向けて、お祝いや成功を祈る気持ちを込めて贈る「楽屋花」「楽屋見舞い花」「舞台見舞い花」についてご紹介しました。仕事で関わりがあったりお世話になった方に法人の立場からお花を送る場合は、守らなくてはならないマナーや選び方の作法があります。公演祝い花との違いや楽屋花を贈るべきシーン、おすすめの種類、注文の仕方や立て札の書き方などの基本をしっかりと踏まえたうえで、大切なお取引先様・関係者様に喜ばれる楽屋花をお贈りしましょう。

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