HOW TO DECO -JAPANESE ROSE-
花の女王とも呼ばれる「バラ」。
美しい花姿や甘美な香りで人々を魅了するバラは、数万種とも言われるほど多くの種類が存在し、古くから交配や品種改良が繰り返されているなど、非常に歴史が深いお花です。
今回はそんなバラの中でも、滋賀県の育種家 國枝啓司さんが育てた「和ばら」を壁面に飾る方法をご紹介します。
土作りからこだわって大切に育てられた和ばらは、他のバラとは一線を画す独特な茎のしなやかさと繊細な色味が特徴。誰もマネすることができないそのやわらかな風合いを生かして、簡単に素敵に飾ってみましょう。
・和ばら(てまり):3本
・和ばら(和花):2本
・ニゲラ:5本
・リンクチューブベース
・ワイヤー
今回はリンクチューブベースの連結を外して試験管の上から2cmあたりにワイヤーを巻きます。
※試験管単体をお持ちの方は試験管でOKです。
この時、ワイヤーにテンションをかけながら20周程試験管に巻いてからネジリ留めると外れにくくなります。
壁などに取り付けたフックや画鋲に、ワイヤーを吊るすように掛けて飾るので、飾りたい位置に合わせてワイヤーを少し長めに残しておきましょう。
試験管の7分目辺りまで水を入れ、適当な長さに切った和ばらを活けます。
※長すぎるとひっくり返って水がこぼれるのでご注意ください。
和ばらだけでもキレイですが、今回のニゲラのように軽い印象の季節の小花やグリーン(葉物)をアクセントに加えてみても素敵に仕上がります。
洋室の場合はピクチャーレールやフック、和室の場合は長押(なげし)の上にフックをつけたり、カフェカーテン・出窓カーテンの場合はつっぱり棒にワイヤーを掛けて飾ってみましょう。
お部屋の印象がガラッとかわり、新しいお花の楽しみ方ができますよ。
ホテル装花、ゲストハウスのウェディングフラワーを手がけ、ヒビヤフラワーアカデミーにおいて講師を務めるなど、多彩な経験と実績を持つシニアデザイナーのひとり。現在は商品企画部門に在籍。
オンライン販売の商品をデザインする他、花文化の啓蒙に努めている。
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2021.03.29~2021.04.11まで、Hibiya-Kadan Styleにてバラフェア開催中です。
和バラの生産地「ローズファームケイジ」さんへのインタビュー記事をチェック!