如月を「スイートピー」で楽しむ

ひらひらとフリルのような花びらが可憐で可愛らしい「スイートピー」。
今から約300年ほど前にイタリアで発見され、その後イギリスで園芸植物として発展し、日本には江戸時代に伝わってきたといわれています。

和名は「ジャコウエンドウ」や「カオリエンドウ」で、その名の通り甘い香りも特徴的なマメ科の花です。
育てるとエンドウに似た実をつけることがありますが、毒性を持っているので食用ではありません。

薄いシフォンのような透け感のある花びらと、甘くて優しい香りは春を象徴するような存在。
ピンク・白・黄色・赤・紫など色味も豊富で、ぱっと華やかな明るい雰囲気にしてくれます。
ぜひご自宅に飾って、その甘い香りと可憐な花姿に癒されてください。

まだまだ寒さが厳しく冬の気分が抜けませんが、2月初旬に「立春」を迎えると、暦の上では春となります。

冬から春に季節が移ろう時期の「立春」は、旧暦では一年の始まりであり新年を迎える大事な時期とされていました。

現代でも、春になると入学や就職など新生活に向けて、気持ちを新たにすることが多くなる時期でもありますよね。

新しい一年・チャレンジの時期に、たくさんの福が舞い込みますように…。
そんな想いを込めて「鬼は外！福は内！」と豆まきをしてみるのも、２月の楽しみ方の一つですね。

「豆」つながりで、マメ科のお花「スイートピー」もぜひ一緒に楽しんでみてはいかかでしょうか。
ふわっと広がる甘い香りが、もうすぐ訪れる春を感じさせてくれますよ。