飲食店やパチンコ店の新規開店時に、店先を華やかに彩るスタンド花。「開店祝いのきれいな花を持って帰って家で飾りたい」と考えたことはありせんか?ここでは、祝い花の持ち帰りマナーについてご紹介します。
祝い花の扱いは、地域によって大きく異なります。東日本では祝い花を持ち帰る習慣はほとんどありません。しかし、中部日本や西日本の一部地域では、お店側の許可を取り、祝い花を持って帰る方もいるようです。特に名古屋では、開店から1時間ほどで祝い花がすべてなくなることも珍しくありません。名古屋では「祝い花が早くなくなることは店が繁盛している証拠」であると考えられているためです。
祝い花を持ち帰りたい場合は、まず店員に確認しましょう。何らかの理由から持ち帰りNGとなっていたり、そもそもその地域に持ち帰りの風習がなかったりすることがあるためです。勝手に花を持ち帰ると、トラブルの原因になる可能性もあります。また、祝い花を持ち帰る風習がある地域でも、一声掛けてから持ち帰ることがマナーになっている場合があります。いずれにせよ、祝い花を持ち帰りたい場合は、あらかじめ店員に確認してください。
開店前の花を持ち帰ることは控えましょう。新規開店前に祝い花がなくなってしまうと、オープン時の見栄えが悪くなってしまいます。店によっては、オープン前は祝い花に後ろを向かせているところがあります。これは、「まだ持って行かないで欲しい」の意味を表す店側のサインです。同様のサインとして、祝い花にビニールなどがかぶせられている場合もあります。店側から持ち帰り禁止のサインが出ている場合は、スタンド花の持ち帰りを控えましょう。
店員から許可をもらったとしても、店をまったく利用せず、祝い花だけ持ち帰ることはマナー違反です。祝い花の持ち帰りは、できるだけそのお店を利用してから行いましょう。
祝い花の持ち帰りマナー、ルールについてご紹介しました。名古屋などの地域では、祝い花は早くなくなった方が「縁起が良い」とされていますが、他の地域では、そもそも花を持ち帰る習慣のないところもたくさんあります。地域によってさまざまな習慣があるため、今回ご紹介したマナーを参考にしましょう。
2017.9.4 記事を一部修正いたしました。