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シャクヤク(芍薬)の花言葉は?種類や色別のおすすめ、特徴を解説

シャクヤク(芍薬)の花言葉は?種類や色別のおすすめ、特徴を解説

初夏を代表するお花として有名なシャクヤク(芍薬)。美しい女性の立ち居振る舞いとして、古くから「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」とも言われるとおり、すらりと真っ直ぐに伸びた茎の先に、幾重にも花びらを重ねた大輪の花をあでやかに咲かせます。同時に芳醇な香りも印象的で、見る者を魅了し高い人気を誇ります。

ここでは、そんなシャクヤクの特徴から、花言葉、品種・種類、漢方との関係性、ボタンとの見分け方、育て方などをご紹介します。

シャクヤク(芍薬)とはどんな花?

シャクヤク(芍薬)はボタン科・ボタン属の多年草。名前の由来は、しなやかで優しい姿かたちを意味する「綽約(しゃくやく)」という言葉からだと言われています。別名では、「顔貌が佳い」という意味で「貌佳草(カオヨグサ)」とも呼ばれます。英名の「Peony(ピオニー)」も有名ですね。

シャクヤクは4月から6月にかけて、茎先にボタンに似た大型の華やかなお花を咲かせます。お花屋さんには3月頃から出回りますが、名所での見頃は5月の中頃。シベリア・中国・モンゴルなどアジアが原産で、日本には平安時代以前、中国を通じて薬用として伝わりました。中国では宋代(960年~1279年)には栽培が始まった古典園芸植物で、日本では特に江戸時代、茶席の際に茶室の床に飾られる「茶花」として人気を集め、盛んに品種改良が行われました。18世紀前半になるとヨーロッパにも伝わり、イギリスやフランスなどで豪華な大輪の品種が造られるようになっています。

シャクヤク(芍薬)の主な特徴

直立した茎は60cmほどになり、4~6月にかけてその先に10~15cmほどにもなる美しい花を咲かせます。冬には地上に出ている部分が枯れ、休眠します。

花色は紅色やピンクのほか、紫色、白、黄色など非常に豊富。花びらの数は5~10枚ほどの品種が中心ですが、それよりもっと多いものもあり、バリエーション豊かです。咲き方も、一重咲き、八重咲き(バラ咲き)のほか、雄しべが花弁化(花びらに変化)した翁咲き、翁咲きよりさらに雄しべの花弁化が進んだ手まり咲きなど、さまざまな種類があります。

江戸時代に観賞用として改良されたものは、一重咲きや翁咲きなど比較的すっきりとした姿が多く、これらを「和シャクヤク」と呼びます。またヨーロッパで開発された品種は、バラ咲きや手まり咲きなど花びらの数が多く豪華で香りも強いものが多く、「洋シャクヤク」と呼ばれて区別されています。

シャクヤク(芍薬)の品種・種類

ここでは、シャクヤクの代表的な品種・種類を咲き方ごとにご紹介します。

一重咲き

一重咲きのシャクヤク(芍薬)

特徴:花びらの数は1~18枚ほどで、花びら同士が重ならず、すっきりとした印象です。
代表品種:コーラルキング、アメリカ

半八重咲き

特徴:一重咲きよりは花びらの数が多い咲き方です。
代表品種:レッドレッドローズ、シザレア

金しべ咲き

金しべ咲きのシャクヤク(芍薬)

特徴:一重咲きながら、雄しべは太く少し花弁化して金色になっています。
代表品種:ボール・オブ・ビューティー、スカーレットオハラ

翁咲き

翁咲きのシャクヤク(芍薬)

特徴:雄しべが細長く花弁化し、花びらとは異なる色になる咲き方です。
代表品種:レッドチャーム、富士、ホワイトキャップ

冠咲き

冠咲きのシャクヤク(芍薬)

特徴:翁咲きより花弁化が進んで、クラウン状にこんもりと丸く盛り上がっている咲き方です。
代表品種:ドクターアレキサンダーフレミング、キャロル

手まり咲き

手まり咲きのシャクヤク(芍薬)

特徴:冠咲きよりさらに雄しべの花弁化が進行し、花びらと区別がつきにくくなった状態です。
代表品種:サラ・ベルナール、レッド・グレース、恋唄

八重咲き(バラ咲き)

八重咲き(バラ咲き)のシャクヤク(芍薬)

特徴:花びらの枚数が多く、豪華な印象。完全な状態の雄しべはなく、バラのように見えることからバラ咲きとも呼ばれます。
代表品種:ルーズベルト、滝の粧(よそおい)、クリスタルビューティー

シャクヤク(芍薬)の花言葉は?

シャクヤクの花言葉は「恥じらい」「はにかみ」です。

豪華絢爛、あでやかな印象のお花からすると意外なようですが、この花言葉の由来には「夕方になると花を閉じてしまう習性があるから」「イギリス民謡で、シャクヤクのなかに恥ずかしがり屋の妖精が隠れていたという話が元になっている」などと諸説あるようです。また英語の慣用句に「blush like a peony」というものがあり、「シャクヤクのように真っ赤に染まる=恥ずかしがっている」という意味であることから、花言葉もこれにちなんで付けられたという説もあります。

シャクヤク(芍薬)と漢方の関係性

既に書いたとおり、シャクヤクは中国から薬用として日本に伝えられた植物です。中国では西暦500年頃、陶弘景という人物が編纂した『神農本草経集注』という薬物書にも記載があり、由緒のある薬草です。

そのため、シャクヤクは現在でも漢方で非常にメジャーな生薬のひとつ。根には消炎・鎮痛・止血・抗けいれん・収斂などの効果があるとされ、葛根湯や十全大補湯、大柴胡湯といった多くの漢方薬に配合されています。また芍薬甘草湯や当帰芍薬散、桂枝加芍薬湯など、シャクヤクの名前を冠した漢方薬も存在するほどです。

シャクヤク(芍薬)とボタン(牡丹)の見分け方

春から初夏にかけて、華やかな大輪の花を咲かせるシャクヤクとボタン。実はどちらも同じボタン科・ボタン属のお花で、見た目もよく似ています。英語圏ではどちらの花も同じ「Peony」の名で呼ばれ、区別がされていません。

そのため慣れないうちは両者の見分けが難しいと感じるかもしれませんが、よく見ると違いがたくさんあります。ここではシャクヤクとボタン、それぞれの特徴と違いから、その見分け方を見ていきましょう。

シャクヤクの花

シャクヤク(芍薬)の花

シャクヤクはボタン科の宿根草(生育に向かない冬期や乾燥期に地上部は枯れ、地下部で休眠しながら生きていて、地上の条件が改善すると再び発芽・開花する草を指す。多年生植物・多年草とも言う)。春になると地面から芽を出し、伸びた茎から大きな花を咲かせます。お花は大輪でバラのような良い香りを持ち、散り際は開花した状態でそのままどさりと下に落花します。

ボタンの花

ボタン(牡丹)の花

ボタンはボタン科の落葉低木。シャクヤクによく似た大輪の花ですが、こちらは枝に咲かせます。基本的な開花時期は春ですが、春と冬の二回咲く「寒牡丹」と呼ばれる品種や、開花調節によって春に咲く牡丹を冬に咲かせる「冬牡丹」などもあります。ほとんどの品種でシャクヤクのような香りはなく、花びらを1枚ずつ落としながら散っていきます。

葉の違い

シャクヤクとボタンの違いでもっとも判別しやすいのが、葉の形状です。シャクヤクの葉にはツヤがあり、先に向かってほっそりしつつも全体的に丸みをおびています。対してボタンは葉にツヤがなく、切れ込みがあってギザギザしているのが違いです。

つぼみの違い

シャクヤクのつぼみは、下に掲載する画像のとおり綺麗な球形をしています。開花時期は5月初旬~5月下旬。ボタンのつぼみは先端がやや尖っていて、開花時期は4月下旬~5月初めです。

シャクヤクのつぼみ

シャクヤクのつぼみ

ボタンのつぼみ

ボタンのつぼみ

①木でしょうか?草でしょうか?

実は、シャクヤクは草本性(草)、ボタンは木本性(樹木)に分類されます。これは、シャクヤクは冬になると地上部の茎葉が枯れて、根の状態で休眠するためです。ボタンは樹木であるため、冬でも枯れることなく枝が残ります。

シャクヤク(芍薬)におすすめのブーケデザイン

シャクヤクはブーケ(花束)にもよく使われるお花です。ここでは、シャクヤクにおすすめのブーケデザインをご紹介します。

ブーケデザイン①:ラウンドブーケ

ラウンドブーケとはドーム型(半球状)にお花を束ねたオーソドックスなデザインで、ウエディングブーケにもよく使われています。お花をキュッとまとめて丸い形を作るため、シャクヤクのコロンと丸いお花の形が活かせます。開花状態のお花とつぼみのお花を織り交ぜて、シャクヤクだけのブーケを作ったり、小花と一緒に束ねてアクセントをつけつつ、可愛らしくまとめるのもおすすめです。

ブーケデザイン②:オーバルブーケ

オーバルブーケとは、ドーム型のラウンドブーケに少し長さと大きさを加えて、その名のとおり楕円形にしたデザインです。全体的にふっくらとボリュームが出るので、シャクヤクなどサイズの大きなお花も使いやすいでしょう。ユリやバラ、ラナンキュラスなど大ぶりのお花を合わせ、ゴージャスでありつつキュートな印象にすると素敵です。

ブーケデザイン③:クラッチブーケ

クラッチブーケの「クラッチ(clutch)」とは、英語で「しっかりと掴む・握る」という意味です。他のブーケよりも茎の部分を長めに切り揃えてリボンなどでまとめたデザインで、手で握ることのできる部位が大きいので、しっかり持つことができます。摘んできたばかりのお花を束ねたようなナチュラルさを感じさせるデザインでもあり、カジュアルな雰囲気で楽しめるのが魅力。茎が長いシャクヤクにぴったりです。

シャクヤク(芍薬)の色別にみるブーケデザイン

ピンクのシャクヤク

シャクヤクのなかでも特に人気の高いピンク色。淡い薄ピンク色を使ったブーケはふんわりと柔らかい雰囲気になるので、丸く可愛らしいラウンドブーケにするといっそう引き立つでしょう。白のシャクヤクや、その他の白いお花と混ぜると、さらに清純な印象になります。

色味がはっきりとした濃いピンクのシャクヤクは、伸びやかなグリーンの茎と鮮やかな花色のコントラストが映えるクラッチブーケにしてみてはいかがでしょう。

白のシャクヤク

同じ白い花のなかでも、たっぷりとしたボリューム感を出せるのが白のシャクヤクの魅力。真っ白なシャクヤクのブーケは、特にウエディングブーケとして、豪華でありつつ無垢で清らかな印象を演出してくれます。しっかりとお花が開いた状態だけでなく、つぼみの状態で使っても、コロンと丸いフォルムが可愛らしく印象的です。グリーンと合わせてナチュラルな雰囲気にしてもおすすめ。

赤のシャクヤク

赤のシャクヤクは、豊富な色・柄を持つシャクヤクのなかでも、特に艶やかで鮮烈な印象を与えます。大人っぽくモダンなブーケにしたければ、ストイックに赤色だけでまとめてみてください。濃淡の異なるピンクのシャクヤクと一緒にしてグラデーションを作ってもお洒落な印象になりますし、白いお花と合わせて紅白のブーケにすれば和装にも馴染みやすく、意外にも使い勝手の良いカラーです。

紫のシャクヤク

ここで言う紫色のシャクヤクとは、青みがかったピンク色(紫寄りの紅色)を指します。艶やかな印象の色ですが、赤ほどビビッドではなく、より上品な雰囲気。似たトーンのボルドーカラーのお花と合わせれば、シックで大人っぽいデザインになります。またピンクや白といった淡い色のお花と合わせれば、可愛らしさを演出することもできます。

シャクヤク(芍薬)の育て方

置く場所

シャクヤクはシベリアやモンゴル・中国などが原産だけあって寒さに強く、高温多湿を嫌うお花です。そのため、切り花の場合は直射日光とエアコンの風の直撃を避け、日当たりが良くなるべく涼しい場所に置いてください。

鉢植えの場合も、日当たりが良い場所に置き、水はけの良い状態で育てることが必要です。特に夏場の午後は、強い西日を避けて屋根の下などに入れ、柔らかい光が当たるようにしてください。

水やり

切り花の場合、お水は毎日換えて清潔に保つようにしてください。ただし、長持ち剤を使用している場合は毎日でなくても構いません。よく水を吸うので、花瓶に水をたっぷりと張ります。茎の切り口は斜めに切って吸い上げを良くし、また花まで水が上がるよう、水に浸かる部分の葉と、茎の下の方についている葉は取ってしまいます。開花すると10~15cmほどになるので、花瓶のサイズはお花の大きさと本数に合わせて選ぶと良いでしょう。

シャクヤクがつぼみの状態であれば、まずつぼみに触ってみましょう。つぼみが固い状態でベタベタした感触があったら、それは蜜が漏れています。この蜜の量が多いと開花の妨げになるため、濡れた布やティッシュなどできれいに拭ってください。ただし水分が花びらに残ると傷みやすくなるので、優しく拭き取ります。

鉢植えの場合、土の表面が乾いていたら水をしっかりとあげて、受け皿に溜まった水は捨ててください。真夏に水が切れてしまうと良くないので、藁やウッドチップなどの資材で土の表面を覆って水分の蒸発を防ぐ「マルチング」を行うと良いでしょう。

シャクヤク(芍薬)の開花方法・飾り方のコツ

濃厚な香りもさることながら、小さな蕾からゆっくりと華やかに開花する様が美しいシャクヤク(芍薬)は、1輪でもとても見ごたえのある贅沢なお花です。ここでは自宅でより美しいシャクヤクを楽しめるよう、日比谷花壇のトップデザイナーである福井崇史が監修したシャクヤクを開花させるコツや、飾り方をご紹介します。

ポイント①:花選び

市場に流通するシャクヤクのなかには結果的に開花しないものも混ざっていますが、基本的にシャクヤクの開花率は、購入時点で概ね予測することができます。

ほぼ100%開花するシャクヤクを店頭で選ぶコツは、つぼみの先端に花色が見えているものを選ぶことです。

花色が見えていない硬い緑色をしたつぼみの状態のシャクヤクや、あるいはオンラインショップなど実物が見えない状況で購入する場合は、産地や等級、出荷先(花屋)などが開花率の目安になります。

日比谷花壇がお届けするシャクヤクの開花率が高い理由は、産地や等級や出荷先(ショップ)などの直接見えない部分で厳しい基準を設けて、基準をクリアした品を出荷しているからです。

ポイント②飾り方

シャクヤクはお花が開くにつれて頭が重くなるので、重心が低くある程度重さのある、倒れにくい花器を用意しておくと安心です。

またシャクヤクは水を良く吸いますが、余分な葉を取り除くと花に水が行き渡りやすいので、茎の下の方に付いている不要な葉は取り除きましょう。花瓶の水には、切り花専用の鮮度保持剤を入れると効果的です。

つぼみのサイズから何倍も大きく花開くので、お花とお花がぶつからないよう間に余裕を持たせて飾ると、シャクヤク本来の美しい形で開花させることができます。


シャクヤクの応用的な飾り方として、ほかに「和風アレンジ」「セロファンリングを使って他のお花と一緒に飾る方法」などもご紹介していますので、併せてご覧ください。

シャクヤク(芍薬)を贈るなら“日比谷花壇”へ

日比谷花壇では、シャクヤク(芍薬)をはじめとした多くのアレンジメント、花束、花鉢などを幅広く取り揃えています。記念日やお祝いごとの贈り物として選ぶ際には、お花のスタイル別や贈る目的別、予算別の検索が便利。最短翌日着のクイック配送や海外配送などのサービスもございます。

またご自宅でも気軽にお花を楽しんでいただけるよう、その時期に見頃を迎える旬のお花を日比谷花壇のバイヤーがセレクトした「バイヤーおまかせフレッシュ便」自宅でお花を楽しむためのコツやアイディアなどもご用意しています。

ぜひ、大切な人やご自身で楽しむのにぴったりのフラワーギフトを探してみてください。

まとめ

ここまで、シャクヤク(芍薬)の花言葉や主な品種・種類、漢方との関係性、ボタン(牡丹)との見分け方や飾り方のコツなどをご紹介しました。

豪華な大輪のお花と芳香で人気の高いシャクヤクがお花屋さんに多く出回るようになると、季節が進み初夏が近づいていることを感じる方も多いでしょう。咲かせるのが難しいとも言われるシャクヤクですが、こちらの情報を参考にちょっとしたコツを押さえつつ、ご自身用や大切な人へのプレゼントとして楽しんでください。



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